浴室の床下浸水、私が経験したこと
それはある日突然のことでした。浴室の床がなんとなくフワフワすると感じ始め、よく見るとタイルの目地が黒ずんでいることに気づいたのです。まさかと思いながら床下収納を開けてみると、そこは暗く湿った空間で、土台の一部が変色しているのが見えました。お風呂場からの水漏れが床下にまで及んでいたのです。まさに「お風呂 水漏れ 床下 費用」という、一番心配していた事態が現実になってしまいました。 すぐに専門業者に連絡し、調査をお願いしました。業者の人から説明を受けたのは、給水管のジョイント部分からわずかに水が漏れており、それが長い時間をかけて床下の木材を湿らせ、腐食させていたということでした。幸い、構造材全体への影響はまだ軽微だとのことでしたが、このまま放置すれば大変なことになると言われ、すぐに修理を依頼することにしました。 修理作業は、まず浴室の床の一部を剥がすことから始まりました。次に、漏れていた配管を新しいものに交換し、床下の湿った部分には乾燥機を入れ、徹底的に乾かす作業が行われました。腐食が進んでいた木材の一部は、防腐処理を施した新しい木材と交換され、最後に床を元通りに戻して工事は完了しました。 今回の修理でかかった費用は、調査費と配管交換費用、床の解体・復旧費用、そして床下の乾燥・防腐処理費用を合わせて約45万円でした。思っていたよりも高額でしたが、放置すればもっと大きな被害になり、さらに多額の費用がかかることを考えれば、早めに対処できてよかったと心から思いました。この経験から、水回りの小さな異変でも見過ごさず、専門家に相談することの重要性を痛感しました。