貯湯式給湯器、シャワーが冷える問題の解決策
タンクに貯めたお湯を使う貯湯式給湯器で「シャワー 出しっぱなし 水になる」という問題に直面した場合、それは主に貯湯量と追い焚き能力に関係しています。瞬間式とは異なるメカニズムで冷水に変わるため、それに合わせた対処法が必要です。 貯湯式給湯器の最大の特徴は、事前に加熱したお湯をタンクに貯めておくことです。そのため、タンクのお湯を使い切ってしまうと、次にお湯が使えるようになるまで、再度加熱されるのを待つ必要があります。特に、家族が多い場合や、一度に長時間シャワーを使う習慣がある場合、タンクの容量が不足していると、途中で冷たい水になってしまうことが頻繁に起こります。 この問題の解決策として、まず試すべきは「シャワー時間の短縮」です。無駄に水を出しっぱなしにせず、体を洗っている間はシャワーを止めるなど、節水を意識した使い方をすることで、お湯の消費量を抑えられます。家族全員がシャワーを浴びる場合は、一人あたりの時間を短縮したり、間隔を空けたりする工夫も有効です。 次に、「設定温度の見直し」も考えられます。給湯器の設定温度が高すぎると、水で薄めて使う際に、より多くの湯量が必要となり、タンクの消費が早まります。少し設定温度を下げてみることで、お湯の持ちが良くなることがあります。ただし、衛生面や入浴の快適性を考慮し、無理のない範囲で調整しましょう。 もし、これらの対策を講じても頻繁に冷たくなってしまう場合は、そもそものタンク容量が家族構成や使用量に合っていない可能性があります。その場合は、より大きな容量の給湯器への交換や、追い焚き機能の強化を検討することも必要です。専門業者に相談し、ご自宅の使用状況に最適な給湯器選びのアドバイスを受けるのが良いでしょう。